少年野球の聖地に集う

2025年4月6日、ついにこの日を迎えた。

少年野球の大会が国府台の地に戻ってきたのだ。

令和元年よりスタートした国府台球場の再整備工事は、途中遺跡保護などがあり、完成は大幅に遅れたが、長く待ったかいのある素晴らしいベースボールパーク「国府台スタジアム」としてその姿を現した。惚れ惚れするオール人工芝のフィールドだけではなく、ブルペンやシャワー設備を備え選手たロッカールーム、動画も映し出せるバックスクリーンボードなど、新しい市川市のアイコンとして大きく生まれ変わった。

実に6年ぶりとなった少年野球の聖地での開会式に集まった34チームの選手たちは、その規模の大きさにテンションを上げ、ここに立つ喜びに溢れている様子が伺い知れる。

いよいよ開会式が始まる。勇ましく行進する選手たち、温かく見守る関係者、この聖地にふさわしいセレモニーは鶴指少年野球部・織原大星主将による選手宣誓でクライマックスを迎えた。これから紡がれていく「国府台スタジアム」の歴史の一歩を刻み、無事開会式は幕を閉じた。

そして最後に、国府台スタジアムは「今度は夏の開会式で待つ」と選手に優しく語りかけているように感じた。